小野原ポンプ場浄水池耐震補強工事
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みなさんこんにちは 社長の河本能久です。
急に季節が進みました。暑いのに慣れていたので気温が下がった朝は寒さに震える今日この頃、皆様お体ご自愛ください。
さて、今回は大阪広域水道企業団の小野原ポンプ場で施工中の耐震補強工事についてお伝えします。
耐震補強工事といえば建物の耐震工事を想像される方が多いんじゃないでしょうか。
土木構造物でも耐震工事は行われます。橋の橋脚や浄水場や汚水処理場等の地下にある池の耐震化がその代表例です。
昨年の秋から大阪広域水道企業団の発注で箕面市にある小野原ポンプ場の浄水池の耐震補強を行っています。
今回は2つの池の耐震改修になりますが、1つ目の池の改修工事がいよいよ終盤になってきました。
土木構造物による現代のパルテノン神殿に例えられる首都圏外郭放水路とまではいきませんが、似た感じです。
従来の柱の外周に新たに鉄筋を配筋しコンクリートを打設しました。従来の柱より太くなり耐震強度が増しました。
要所に伸縮目地を設けて耐震化を図っています。
以前はこのような目地はありませんでした。
地下での作業となりますので空気循環は安全管理上非常に重要となります。
写真のような蛇腹管を池の中に挿入し、地上でファンを回し池の内部を負圧化し別の開口部より新しい空気を取り入れる方法をとっています。
完成は令和7年2月末を予定します。引き続き頑張ってまいります。